公園デビューと聞くとなんだかコワイイメージってありませんか?
お子さんを持つ方なら誰しも一度は経験する公園デビューですが、トラブルの温床の元にもなりやすいのが特徴です。
本来は子供が楽しく遊ぶところです。
しかしながら公園デビューには思わぬ落とし穴があるので、公園デビューの際のポイントについて今回まとめてみました。
ママ必見!侮るなかれ!公園デビュー9つのポイント
初めて公園デビューをする母親は、集まっている親子がどんな人たちなのか、うまくとコミュニケーションをとれるかなど、期待と不安をたくさん抱えています。
公園デビューに関心や不安を持っているママさんたちに、“公園デビューってこんな感じ”というお話をさせていただきます。
(『公園デビュー』という言葉が一般的になったのは1990年ごろからと言われています。公園デビューとは、歩き始めた子供を公園に連れて行き、そこに集まる親子の仲間に入ることを意味します。(Wikipediaより))
『いざ、公園へ…その前に!』
子供を外に連れ出せるようになると、頭によぎるのが公園デビューです。
近くの公園を選ぶ方もいれば、公園の環境を優先に選ぶお母さんたちもいるでしょう。
団地やマンションに併設されている公園に行かないとご近所の目が…と仕方なく公園を選ぶ方もいるかもしれません。
いずれにしても、公園デビューの際は“どこへ行くか”が最初に突き当たる問題かもしれません。
公園デビューの場所を選ぶポイントはいくつかあります。
一緒に見ていきましょう。
①通いやすいか(利便性)
公園デビューは頻繁に通うことになりますから、移動に負担のかからない場所を選ぶのがオススメです。
帰りに買い物をしたいならショッピングセンターに近い方がいいですし、子供がぐずった時にすぐに自宅に帰ることができる場所が安心です。
②人が多い方がいいのか、少ない方がいいのか(人の数)
公園デビューにおいて今後の仲間づくりや情報収集をメインで考えるなら、人の多く集まる場所の方がいいです。
その分、当然ですが人間関係の問題は避けて通れません。
③遊びやすいか(環境)
公園デビューの際に子供の遊び安さを考慮する必要があります。
どんな場所で遊ばせたいかによって場所の選択が変わります。
例えば、緑が多いところ、水遊びができるところ、水道やトイレがあるところ、遊具が充実しているところ(子供が好きそうな遊具があるところ)、大きな道路がないところ(子供の飛び出しを考慮)などです。
④仲良くなれそうな人がいるか(相性)
公園デビューではそこにいる人との相性が大事になります。
あくまでも最初の印象ですが、集まる人(親子とも)や身なりで相性の良さそうな人がいるかどうか、目安をつけるのは大事です。
若いお母さんたちばかりが集う場所、逆に、年齢が高めのお母さんが集う場所では全く雰囲気が違います。
セレブばかりがいる場所に行けば、公園デビュー後は、自分がそうでなくても、セレブ的な振る舞いをしなくてはいけなくなります。
また、子供の年齢が違いすぎても子供に友達ができません。
年齢によって遊び方が全く違ってきます。
公園デビューではこういった相性をあらかじめ考えておくといいです。
⑤『まずは第一印象を完璧に』
公園デビューには下見が必須です。
面倒かもしれませんが、入園まで続く公園での過ごし方は、生活の質を変えてしまうくらい自分の生活に影響してきます。
近いからというだけで決めてしまうと、後々後悔します。下見が完了したら次はいよいよ公園デビューです!
仕事と同じように、公園デビューでも第一印象がとても大事になってきます。かといって、ビシッと完璧な装いでデビューしなくてはいけないわけではありません。
あくまでも「印象」を大事にしてください。
「私たちはこんな親子です」と見てわかるようなスタイルがいいですね。アクティブ、清楚、流行、セレブ、ヤンキー、知的、個性的、リラックス、ヒッピーなど、スタイルは様々です。
女性は見た目で好き嫌いを決めてしまいがちです。
公園デビューに現れた新人に対し、仲間になれるかどうかを瞬時に嗅ぎ分けるのです。
類は友を呼ぶという言葉の通り、同じような価値観で群れることに安心感がわき、そうでない異質のものが入ってくることを嫌うのも女性の特徴です。
自分のスタイルを見て、そこに集まる人がどう関心を寄せるかを考えてみると良いでしょう。
⑥ 『挨拶のポイント』
公園デビューして公園に入ったら、次は挨拶という関門です。
挨拶しなきゃと思っても、すでに出来上がっているグループには声をかけづらいです。
挨拶のポイントもいくつかあります。
- 最初からいきなり群れに声をかけるより、自分の子供を遊ばせながら、他の遊んでいる子供に近づくのがいいでしょう。自分の子供が知らない人と話しているのを見たら、気になってその子の親は近づいてきますよね。それが、初めましてのチャンスです。
- 自分の子供と同じくらいの年齢の親に近づきます。「うちは今9ヶ月なんですけど、お子さんは何ヶ月ですか?」と、まずは子供ネタで挨拶します。「うちの子はまだそんなに喋れなくて」と相手の子を褒めることができればベター。これは、どの場面でも使っていきたいポイントです。自分の子供を褒められて嬉しくない親はいませんからね。
- 何食わぬ顔で物を落として拾ってもらうのもアリです。「あの~落ちましたよ」「あ、すみません」から始まるコミュニケーションです。
- グループでの付き合いが苦手な人は、群れてない、単独行動している親子に近づくのもいいですね。群れが苦手同士、気があう可能性が高いです。ただし、闇雲に近づくのは危険。もしかしたら、グループから排除された厄介な親子という可能性もあります!
⑦『自己紹介での個人情報は控えめに』
自分のことを知ってもらおうと、個人情報をたっぷり提供してしまうサービス精神旺盛な人がいますが、これはダメです。
あくまでも最初は自分の名前、子供の名前と年齢くらいから話し始めるのが正解です。
場を盛り上げようと、相手の興味のないことをだらだら喋る、相手のことを根掘り葉掘り聞き出そうとする姿勢もアウトになります。
相手や相手の子供を褒めるポイントを見つけて、そこに触れるのであれば好感は持たれます。
でも、褒めすぎも見え透いて見えるので気をつけてください。
取り入ろうとしている気持ちが周りに知れると下に見られます。
何回か会っていくうちにお互いの情報がなんとなくわかっていくものですから、最初から飛ばしすぎないようにしてください。
あくまでも「よろしくお願いします」「いろいろと教えてください」の姿勢でいてください。
⑧ 『最初に伝えておくべきことがある』
自分の子供がやんちゃすぎると思う方や、障がいを持っているお子さんの場合は、最初に伝えておくべきです。
「実はうちの子は」とあらかじめ言っておくことで、自分たちのことを理解してもらえるきっかけになります。
同じ悩みを持っていれば、「うちもなのよ」「お互い様ね」と共感しあうこともできます。
女性にとって、この「共感」がとても大切です。
事情をわかってもらえていると嬉しいですよね。
それに、子供について相談を持ちかけると、先輩ママは喜んで情報を提供してくれます。自分の経験が役に立った、と気持ちが良くなるのです。
後々、保育園や幼稚園の情報も丁寧に教えてくれることでしょう。
⑨『ボスママを見つける』
どの世界にもボスは存在します。特に、女性のグループには必ずボスがその群れを仕切っています。
公園デビューでもしかりです。最初はわからなくても、注意深く見ていると誰がボスママかはすぐわかります。
ボスママの子供に関して、周りのお母さんたちは神経質にしています。
自分の子がボスママの子供に何かしたら大変です!
そのほかにも、以下のような特徴があります。
- みんなが気を遣っている
- 輪の中心にいる
- 見た目がすでにボス(体型とか顔つきとか)
- 公園に複数の子供を連れている(公園歴が長いことが伺える)
- 上から目線的な物言いこんなようなことを参考にボスママを見つけてみてください。ボスママに目をつけられると公園にいにくくなります。ボスママより目立つ格好をしているとか、ボスママの子供に怪我をさせたとか、ボスママの家よりも裕福とか….どうでもいいことですが、どうでもよくないのが女性のルールです。そう言った意味でも、自分の個人情報は先行して言わないのが得策です。
学校と同じで、ボスのいるグループだけが公園にいるわけではありません。最初はいろんなグループにさりげなく近づいて、心地よさそうだと思うところを見つけてください。
いかがでしたしたでしょうか?
無事に公園デビューを果たしたら、あとは流れに任せましょう。
デビューした公園で安泰な毎日が待っているかもしれないし、そうでないかもしれません。人と出会って付き合っていくには、うまくやっていく方法を自分で見つけないといけません。
もしも、デビューした公園で嫌なことがあったら、行くのを辞めたっていいんです。コミュニティなどいくらでもあります。違う公園に行くなり、公園ではなくて児童館やサークルに入ってもいいでしょう。公園デビューといっても公園に限らなくてもいいのです。最近はネットで繋がる人も少なくはありません。何も子供を絶対に公園デビューさせて公園に連れて行かなくてはいけないと固く考える必要はないのです。
公園デビューは子供にとっても母親にとっても社交場へのデビューです。
これから子育てをしていくと、いくつものデビューが待ち受けています。子供は勝手に友達を作ります。
親の事情など知りません。大事なのは、そこであなたがどういうふうに人間関係を築きたいかです。
ボスママに従っていたい、群れに属していたい、一人がいい、仲良しを見つけてその人と…付き合い方の理想はそれぞれですが、あなたに理想があるならそうしてください。
“子供のために無理して付き合っている”と言う方がいますが、違いますよ。それ、自分の保身のためにしているだけです。
そして、あなた自身にそういう素質があるからその場所に居られるっていうだけ。本当に嫌なら辞めています。
これからいかなることにも“子供のために”と言わずに、居場所は自分で見つけてください。それが、公園デビューで思い知る、子供と一緒に新しい世界へ飛び込む心得です。