看護師の悩みの中でも特に多く不満が寄せられるもののなかに休みの問題があります。
普通の職場のように休み希望を出す制度自体はありますが、そんなものは形式上だけの話です。
看護師の休みに関するあるあるにはどんなものがあるのでしょうか?
味方は誰もいない!看護師の休みに関するあるある5選
看護師の休みに関する事は、看護師が漏らす愚痴の中でも非常に多いと思います。
ただでさえ過酷な勤務内容の中、休みすら無いのではモチベーションもあがりません。
ここでは、看護師の休みに関するあるあるをご紹介していきます。
①人間関係が休み希望に影響
人の出入りが激しく、すぐに辞めてしまう人が多い職場ではベテラン看護師よりも新人やパートの人の方が休みを多くとれる傾向にあります。
休みが取れないとなると、新人やパートの人はすぐやめてしまうことが多いため、そちらを優先的に休ませることが多いのです。
その結果、長くいる看護師がその分多く出勤しなければならない状態になることもあります。
ですが、休み希望を出している人の代わりに出勤するのはすべてのベテラン看護師ではありません。
ベテラン看護師の中でも、師長と仲の良い看護師や人の噂話などで周りの悪い志気を集めるのがうまい看護師は、周りに犠牲を出しながらも自分にとって都合のいいことだけは成し遂げようとしますので、その分のツケはシフトを決めている人間と人間関係が上手くいっていない人に回ってくることになります。
②休みの日に研修を当てられる
ただでさえ残業や夜勤などが多く肉体的に疲れているにもかかわらず、久しぶりの休みの日を休日返上で研修会への参加で使うことも少なくありません。
シフトが入っているときに研修に参加すると人手不足になることから、こういった休日出勤が多くなるのです。
さらに、夜勤明けで休みになっていたにも関わらず、研修などが入ってしまってはずっと寝ずに過ごすことになりますので、全然休むこともできません。
休みの日はショッピングや友達と遊びに行ったりしたいのに…というレベルではなく、純粋に身体を休めたいという意思ですら叶わないのが看護師という仕事なのです。
③子持ちなんてことは関係無し
小さな子供を育てていれば、突然熱を出して早退をせざるを得ない状況になってしまったり、保育園の行事などでお休みを貰わなければいけない状態にもなりがちです。
こちらからすれば、仕事を抜けてしまうとやはり周りに迷惑が掛かるのは承知の上ですが、仕事の変わりは居たとしても子供にとって親の変わりは居ませんから、どうしてもそちらを優先するしかないことは確かです。
もちろん、そういった状況にならないように日頃から子供の面倒を見ることも大切ではありますが、緊急事態のときはどうしようも無いこともあります。
そういった早退などが重なってしまうと、他の看護師から嫌味を言われたりし、その弱みに付け込んで他の日に無理なシフトを押し付けられたりすることもあります。
子供のことで突然休みを貰った分無理をしなければいけないのもわかりますが、あまりにも嫌がらせのようなシフトを組まれてはこちらも不満が溢れてしまいます。
④若いから大丈夫!という圧力
ベテラン看護師や年上の看護師は、夜勤などの辛い勤務を若手に押し付けたがります。
そういったときの悪魔の言葉が「若いから大丈夫」です。身なりや仕草などでおばさん扱いされたら怒り狂って八つ当たりや嫌がらせをしてくるくせに、嫌なことから逃げるときだけは自分の年を理由にして逃げようとします。
ベテラン看護師が笑顔で放つ「若いから大丈夫」という言葉には、「先輩に無理させるなよ」と鬼の形相で圧力をかける意味がこもっているのです。
不満があってもそれがいっこうに解消されない看護師の世界には、こういった表面上にあらわれない圧力が関係しているからこそ簡単に改善出来ないことなのです。
⑤世間での長期休暇が嫌
看護師には世間での大型連休や赤い日というのは関係ありません。むしろ、休みで沢山の人が出歩いているときほど急患が増えて大忙しになることが多いのです。
ほとんどの場合家族は大型連休を思う存分楽しんでいる中、自分だけが働いているような感覚になり非常に悲しくなってきます。
分かっていて看護師になったとはいえ、師長などに媚びを売っている人間が見事に大型連休で休みを取っていたりするのを見ると非常に腹が立ちます。
いかがでしたでしょうか?
看護師の休みはほとんどの場合融通が利かず、上の立場の人間や同僚から無言の圧力がかけられていることが非常に多いため、日頃頑張っているんだからこのくらい休み希望を出しても大丈夫!なんてことは通用しません。
表にはでない不穏な空気があるからこそ、休みということに関してはとても敏感な世界なのです。